oginomad = 荻野窓

カレー(スープカレー優先)を中心に荻野窓

oginomad = 荻野窓

引っ越しで松本を離れ、大阪に向かう電車内で思う

oginomad2007-03-31


毎回不思議な気分である。引っ越しである。もう三年連続でやっているが、不思議である。
荷物を詰めていると、意外に持っていたものが多いことに気づく。そのほとんどが、生きていくために必要とは言えないものだ。今までの履歴と言っていいかもしれない。それは、自分の抱えているしがらみとも言い換えられるかもしれない。
そして部屋が空っぽになってみると、なぜかあっと言う間に部屋が一つ死んで、呼吸をしていない空間のようになってしまう。なんだかそれも好きだけど。

飲み物がのどにつかえてせきをしたら、そのたび頭がずきっと痛んだ。どうやら二日酔いのようだ。そういや一昨日は朝の4時まで先輩とお別れ会(課長との慰労会からのハシゴで)をしていたし、昨日は新宿で会議のあと懇親会で、その後武蔵浦和に住む営業本部の上司と大宮で飲んでいたのだった。夜になっても治らない。そして電車は、大阪に近づいているのである。

大阪の新居(会社の寮なのだ)で明日荷受けをしたら、徹底的に整理をして、生きていくのに必要でないものは捨ててしまおうと思う。突き詰めていけば布団と、歯ブラシと、ビーチボーイズのペットサウンズくらいか。いやいやペットサウンズを気持ち良く聴ける環境(プレイヤー&アンプ&スピーカー)も欲しいぞ。・・とこうして人間は贅沢になっていくのであろう。
大阪なら車も特に要らないし。

名古屋から京都は新幹線で意外にすぐ着いてしまった。時間にして30分とは近い。そしてさらに20分で大阪に着いてしまうのだ。

しばらく松本には戻らない。

大阪に着いて、最初に食べたもの。新大阪駅内、新幹線乗り場のサンマルコで玉子とホウレン草のカレー770円。