oginomad = 荻野窓

カレー(スープカレー優先)を中心に荻野窓

oginomad = 荻野窓

今聴くとメチャメチャカッコいい:ボストン"ウォーク・オン"


Boston / Walk On (1994)
ボストンの4枚目にあたるこのアルバム、前作から8年を経てすっかり「旬を過ぎたベテラン・アーティストが無理して作った久々のアルバム」という先入観を持ってしまい、リリース当時ちょっとだけ聴いて「若作りして今までよりハードロック寄りのボーカルとサウンドだけど、今時こういうハードロックみたいなのは流行んないんだよ。」と二度と聴こうとは思わなかった。しかし、最近レコード屋で偶然かかっていたこのアルバムに、強烈に惹き付けられたのだ。確かに、ハードロックかヘビメタのような甲高いボーカルであるが、音楽のスケールがハードロックにありがちなこけおどしの大きさではなく、本当にデカイのだ。だから、このボーカルが映える。とにかく、デカイ。ニュートラルな耳で聴くと、とんでもなくカッコいいアルバムだ。あるいは、今の気分にピッタリなのか。曲も凝っていて素晴らしい。リアルタイムで聴いておきながら、非常に恥ずかしい。当時もいっぱい音楽を知っているつもりだったのに。