oginomad = 荻野窓

カレー(スープカレー優先)を中心に荻野窓

oginomad = 荻野窓

レビュー)Michael Angelo ('77)


Michael Angelo ('77)
マイケル・アンジェロの自主制作盤。当時500枚しかプレスされなかったとか。内容は、ゆらゆらした不安定な音質含めて、ドリーミー。決定的な何かが足りない。でも、だから核心をつかない。だから夢心地。なのか。核心をつかないのは、敢えてではないにせよ、極めてポップな心意気。ポップも、狙ってなさそう。本当はロックギターの人とのことだから。こんな盤が聴ける、日本は面白い。しかもボーナストラックが入ってる。解説書にもこの正体をはっきり書いてなかったので、ここで明らかにしたいと思う。ずばり、また78年録音の21年後に限定500枚プレスされた幻のセカンド・アルバム"A Sorcerer's Dream"の、全13曲の冒頭から9曲である。まあ、これでアルバムの雰囲気が伝わる。ファーストと同じ。でも、若干キーボードとハーモニーが利いてて、個人的には好み。これまた核心をするするとすりぬけていくドリーミーさで、このアルバム(たち)について書くことも的を得ないわけだ。