カレーなしの日

営業先になかなかカレー屋がなく、カレーが食べられない。

今日聴いていたのは、こんな一枚。
BOB THOMPSON / ON THE ROCKS ('60)
ボブ・トンプソン。名編曲家である。あのロジャニコの名盤にも関わっている。音の使い方がうまい。一言で言うと、スペクタキュラー！である。もちろん、フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドの影の立役者ジャック・ニッチェの編曲もスペクタキュラー！だけど、まだその登場の前、ロック黎明期に活躍していた人なんである。きっと、スタン・ケントンとかの影響でエスキヴェルにせよボブ・トンプソンにせよカラフルな音使いをしているのであろう。同時に、それを録音に残すということは、スタジオ・ワークの始まりでもある。このアルバムは特に、俺の大好きなスタンダード"There's a small hotel"から始まるのだ。ジャズならスタン・ゲッツが名演を残し、はたまたジェーン・バーキンなんかも歌ってる曲である。あくまで聴き込まず、これを聞き流すのがいい。