oginomad = 荻野窓

カレー(スープカレー優先)を中心に荻野窓

oginomad = 荻野窓

昨日買ったCD、レコードについて

oginomad2007-08-05


Leonid Hambro & Gershon Kingsley / GERSHWIN Alive & Well & Underground ('70)
LP、1700円で購入。レオニッド・ハンブロって鍵盤奏者は知らないが、なんと言ってもムーグでモンドなガーション・キングスレーである。ピヨピヨ〜っと演奏するのは、あのガーシュインである。しかも、ラプソディ・イン・ブルーと、ポーギー・アンド・ベスである。キングスレー先生、おかしい。ラプソディ・イン・ブルー、一曲まるまるピアノとのデュオで原曲に忠実に演奏(キングスレー先生はオーケストラ部分をムーグにて演奏)しているのだが、例によってピコピコプニュプニュ〜とすごい音を出しています。大変よく狂っています。


Enoch Light / LET'S DANCE BOSSA NOVA ('63)
LP、1700円で購入。エノック・ライトがボサノヴァをやっている。63年て「イパネマの娘」がヒットしている頃ですね。まさに旬。旬なとれたてサウンドがとても瑞々しくていい!リズムのエッジがしっかり立っていて、その上にビッグバンドのメリハリの効いたメロディーが乗る。ウエストサイドストーリーのトゥナイトやイーディ・ゴーメの"BLAME IT ON THE BOSSA NOVA"をやるような、楽しくてウキウキするような曲ばかり集めましたな選曲もOK!「ボサノヴァの踊りの解説シート内封!」って、そこまではさすがに残っていなかった、ちょっと見てみたかった。気になる。


Ulrich Schnauss / Goodbye ('07)
ウルリッヒ・シュナウスの新作。これが、素晴らしい。アンビエントと言ってもいいくらい静かな音楽だが、しだいに沸き立つような情感がほのかに喚起されて、ジャケットそのままの世界にひきずり混まれる。名作と呼ばれているファーストをたまたま札幌WEIRD MEDDLE RECORDの店長のオススメで持っていたが、正直ここまで素晴らしいアーティストだと思わなかった。気が遠くなるくらいヤバく美しい音。ビーチボーイズが誰もいない浜辺で静かにゆらりゆらりハモってるのを、海を挟んで対岸から微かに聴き取るような、不知火音。