エロジャケ２枚レビュー

JORGE SANTANA ('78)
ホルヘ・サンタナである。かのカルロスの弟である。マロの人である。マロ解散後、出したソロアルバムはディスコ〜AORのメロウな香りプンプン。それが持ち前のラテン系と絶妙に混ざり合って実にイイ！中庸だと言う人もいるでしょう、でも俺の好きな音はコレなんです。ポップとしてのこの完成度の高さはなんなんだ？っていうくらいですが、ジャケも同じくらい謎めいてます。無駄にエロで素敵。

DAVID T WALKER / ON LOVE ('76)
セッションにも引っぱりだこのギター職人、デヴィッド・Ｔ・ウォーカーです。隠れ名盤という声はよく聞きますが、誰もこれを「バカジャケ」と言わないのか。立派な「バカジャケ」です。やはりディスコに影響されたサウンドになっています。この人の「ギターのファン」の人は多分あまり快く思わないかもしれないけど、それがまた哀愁を倍増させていて、イイ。スタンダードをディスコに濡れ濡れギターで料理した"I WISH YOU LOVE"なんて、言うなれば胸キュン泣き踊り系。ジャケで笑ってズッこけ、音で踊って、ギターに泣く。これが正しい聴き方でしょう！