らくしゅみ 行列店は何を思う

今日の昼はらくしゅみにてランチ１０００円。ここは会社の近くにあるのだが行列の絶えない人気店である。
こういう人気店はカレー屋さんを勇気づける。パスタも、ラーメンも、牛丼も、和食も淘汰された後の、いずれ来たるべき日本カレー時代に向け、徐々に兆しが表れているのだ。

ただし、らくしゅみがずば抜けて美味しいとは思わない。年間２００食は食べると豪語するようならくしゅみ常連が通い詰めるみたいだが、もしカレーがらくしゅみばかりであれば、他のカレー屋さんも行ってみて欲しいと思う。
実は、今日はらくしゅみに珍しく行列がないので店内に入ってみたら、店内は満員だった。じゃ他のカレー屋さんに行こうと思い「また来ます！」と告げると、「すぐ席作ります」「いやいやそれには及びません、また来ますから」「いやいやんじゃこっちに座って待ってていいですよ」と押し問答になってしまった。
店の人も親切で言ってくれていたのでその言葉に従って待つことにしたが、行列店、今日のお客を一人でも多く得ようとした行動ではなく、やはりらくしゅみマニアをがっかりさせたくないというありがたい心遣いが感じられた。

それはそれで素晴らしいが、らくしゅみ以外にも食べるカレーはいっぱいあるのだ、ということは分かって欲しいのだ、悪い意味ではなく。
行列店だからこそ。良くも悪くも、らくしゅみマニアがいっぱいいるからこその店の対応だったのだろう。