oginomad = 荻野窓

カレー(スープカレー優先)を中心に荻野窓

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大阪はカレー屋ばかり

oginomad2007-04-22


雨だったので自転車はやめて歩き&地下鉄にした。昼でお腹も空いたし、カレー屋を求めてふらふらとさまよい歩いた。近所でインド料理屋発見、その後もスリランカ料理屋、ネパール料理屋と次々に見つかり、せっかく歩きなので見つかりにくそうな脇道に入ると、またカレーライスののぼり発見。カレー専門店B?気になる名前だ。入ってみた。

イワシフライカレー700円。
わりと家庭的な、ドロッとしたカレーながら、専門店ならではのスパイスが本格的に利いた仕上がり。
ご主人が林家喜久蔵に似ていてそれが面白かった。
ちなみに隣もタイ料理屋、出てしばらくでタージというインド料理屋と、カレー屋を発見。国旗を掲げているので見つけやすい。カレーがうまい国の国旗は、なんとなく分かるようになった。


日本橋まで歩いて、そこからオープンしたばかりのなんばパークスへ。
カレー屋チェック。札幌スープカリー心と、三田屋総本家。心は札幌でいったことがあるので、三田屋総本家(さんだや、と読むらしい。)にて黒毛和牛のビーフカレー800円。

なんばパークスの屋上にジミー大西の作品発見!ついでになんばパークスで開催されていたジミー大西の個展を見てきた。入場料500円。久々に絵をしっかり鑑賞した気がする。南米的なサイケデリアである。これが動いたら、いよいよパラノイアである。

今日の締めくくりカレーは、カレー堂。バッファローカレー680円は、牛スジが入ったまろやかでコクのあるカレーだった。

暗くなってきて独りぼっちを感じて気分も落ち込んできた。思わず終わりにしようかと思ったが、天神橋のふもとで、誰もいない、こんな素敵な景色を発見。持ち直した。

帰ってきて、これを聴いた。そう、大阪は、かのマイルス・ディヴィスが一時引退前、最後の音楽活動を行った伝説の夜を過ごし、昼と夜とライブを行った土地なのだ。その舞台となったフェスティバルホールももう見に行った。

Miles Davis / Agharta ('75)
マイルス・ディヴィスの、いわゆるきちんとしたジャズをやっているアルバムは、もちろん大好きだ。今までは、それ以降のファンクやフリージャズを取り入れた一曲ずつ長い方向性のマイルスの良さがよく分からなかった。最近、なんとなくだけど分かってきた気がする。混沌とした街にいると、こういう抽象的な音楽が聴きたくなってくる。抽象的さを受け入れられるようになる。あの、学生のときの、刺激を求めていた頃の、時間がいっぱいあった頃のように。このアルバムは、同日の夜の録音の「パンゲア」と並んで、マイルスが5年もの休止に入る前の、最後のアルバムである。ライブだけど、ライブアルバムでない。必要なのは感性のみ。もっと大きな音で聴きたい!